コラム
Column
磨きシリーズ② 銀・シルバーをきれいにしました。ネックレスやブレスレットの、お手入れの参考に。
前回のコラムでは、ルイ・ヴィトンのパドロック(南京錠)を磨いて、とてもいい気持ちになりました。
「もっといろいろ、キレイにしたい」
ということで、磨きシリーズ第2弾です。当店・KOJIYA(こうじや)の棚の奥から取りい出しましたるはこちら。
天保通貨、寛永通宝、一分銀などなど。古銭です。
磨き甲斐がありそうですね。はてさて、どこまでキレイになるか。
小ぶりながらキリリとしたデザインがカッコいい「一分銀」をピックアップ。桜のあしらいが、〝一分銀〟の書体をクールに引き立ててますねー。
いよっ、銀ちゃん、男前!
磨きます。
磨きツールはこちら、e-z-est (イゼスト)社の液体シルバークリーナー「speadip」とピンセット。「speadip」の購入はネット通販が便利です。
さっそく、液に漬けます・・・
・・・・・・・・・・・おっとっと、漬け時間は10秒くらい。
漬けすぎると銀が変色してしまうこともあるので要注意。
一分銀、貴重な歴史資料ですからね。
江戸時代の人々の、手から手へと渡ったであろう貨幣です。きっとさまざまなドラマが、この一分銀にあったはず。ロマンぎっしりの古銭です。
あ、古銭ではなくシルバー磨きが今回のテーマです。銀ですので、ネックレスやブレスレット、リングなどをキレイにする方法の、参考としてご覧ください。
液から引き上げたら水洗いし、布で拭きます。
このくらいまで汚れが落ちました。
銀色が出てきました。もうひとがんばり。
当店の秘密兵器で、さらにクリーニングを試みます。超音波洗浄機「VERONA」です。水を満たした機械に銀をポチョリ。マシンが発する超音波で汚れを落とします。
シチズンでも、同じコンセプトの商品を販売しているようです。腕時計のベルトやメガネのクリーニングなどが主な用途ですね。
銀ちゃん、ただいま入浴中です。日焼けサロンにも見えますね。
銀ちゃん、男前になったかな?
数分後。取り出して布で磨きました。
大分、汚れが落ちました。銀色も出てきたので、この辺で。
機械の価格は数千円で少々値が張りますが、液体クリーナーは千円以下で購入可能、扱いも難しくありません。
当店・KOJIYA(こうじや)でも、これらのクリーナーでシルバー商品をきれいにしています。
皆様も、お手持ちのアクセサリーや腕時計のクリーニングに、いかがでしょうか。